2008年8月19日火曜日

ちりめん本版 しっぺい太郎 その1






しっぺい太郎 表紙
しっぺい太郎 表紙 posted by (C)りうです






しっぺい太郎(1)
しっぺい太郎(1) posted by (C)りうです



しっぺい太郎

日本昔話第十七号

竹箆太郎

明治二十一年十二月一日印刷
同七日発行

責任者 長谷川武次郎
英訳 ジェイムス夫人
印刷者 金子徳次郎





[序文]



このお話は、日本で伝えられている、たくさんの昔話の中でも
最も広く知られているものの一つです。



別ページに載せた犬の絵は
三峰や御岳山で「大口真神」と呼ばれる
魔除け、盗難除けの犬神様の姿を用いました。


これは、しっぺい太郎のお話と、とてもよく似た共通点がいくつか見られます。



これを読んだ子ども達はきっと、まるで日本を訪れたかのように
日本の姿を想像する事ができるでしょう。






しっぺい太郎(2)
しっぺい太郎(2) posted by (C)りうです




     しっぺい太郎



昔々、妖精や巨人、鬼や龍がいた頃のお話。

若くて勇敢な侍が、冒険を求めて世界を旅していました。





しっぺい太郎(3)
しっぺい太郎(3) posted by (C)りうです



彼が旅をしていると、深い深い森がありました。



侍は森に入ってみましたが、そこには誰もいません。


やがて山のふもとにたどり着きましたが
どこまで歩いて行っても家も村も見当たらないまま日が暮れ、そして夜が訪れました。



侍が深い草をかきわけながら進んでいくと、
彼の前に突然、ボロボロのお堂が現れました。



侍は食べ物を何も持っていませんでしたが、
それでも夜露がしのげるだけましだと思い、空腹のまま、お堂で寝る事にしたのです。





しっぺい太郎(4)
しっぺい太郎(4) posted by (C)りうです



夜中、侍が寝ていると、なにやら外が騒がしい。



一体どうした事だろう、と侍が壊れた壁から外を見ると、
なんと化け猫達が歌い、踊っているではありませんか!



化け猫達は恐ろしげな声で歌っています。



「今宵この時この事は しっぺい太郎に知らせるな
しっぺい太郎に知らせるな」






ちりめん本版 しっぺい太郎 その2はこちら




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