2013年6月13日木曜日

大型連休の小さな旅 その2 ~江戸東京たてもの園とツァイスのレンズ~




 大型連休の際、コシナ・ツァイスの単焦点マニュアルフォーカスレンズを3本、お供に持って
江戸東京たてもの園をうだうだと徘徊しました。



・ディスタゴン T* 2/35 ZF
・マクロプラナー T* 2/50 ZF.2
・マクロプラナー T* 2/100 ZF



で、「カールツァイスのレンズ買いたいなぁ、でもどうなのかなぁ」と悶絶なさってる方にとっては
一枚でも多く写真を見たいかな、と思って、この記事では、レンズの種類別に分けて写真を載せてみました。


なので、今回ここに掲載した写真は、露出や水平を微修正したものはあるけど、
色合いやシャープ等、後処理でしか加工できないような部分はいじってません。RAW→JPEGです。
(あ、写真によってはA判、B判の比率でトリミングし、端を多少カットしてあるかもしれません)


また、「普段は絶対そんな撮り方しないくせにー( ´∀`)σ)Д`*)」というような
異常な設定での意地悪レンズテスト、カメラテスト等もやってません(笑)


まぁあれだ、普通の人が、これらのレンズを使い、普通の絞り、普通のシャッタースピードで
普通にシャッターを切ると、大体こんな感じの写真が撮れますよ、というサンプルです。



どの写真も2度クリックし、写真の上に書いてある「元画像」等をクリックすると、拡大画像も見られます。
が、全て手持ちのお気軽スナップ撮影で、あまり拡大すると追い込めてないのがバレて恥ずかしいので、
なるべく拡大しないで下さい。(えー)


それでも、多少なりとも参考になりますかしらん。



※カメラはニコンのD3号です。











ここから Carl Zeiss Distagon T* 2/35 ZF で撮った写真



 しかし、たてもの園は、何度行っても居心地が良いですね。

みんなも好きでしょ?

あの居心地の良さはやっぱり、中の人達がみんな愛想良くて感じ良い、という部分が大きいんだろうな。


かまどの写真をネチネチ撮ってると、さりげなく中の人がスッとお鍋のふたを開けてくれて
すごく良い湯気が撮れたり、(その場でお礼を言い損ねてしまった、どうもありがとうございますm(_ _)m)





かまど
かまど posted by (C)りうです
ISO800 F2.8 1/25秒



今回は三省堂で、地下に降りる階段も見せてもらいました。

出入り口のガードマンさんも、いつ行っても必ず挨拶してくれるよね。


観光スポットで働く人たちの印象、人間としての気持ちがこもったやり取りって
施設そのものと同じぐらい、いつまでも記憶に残る、とても大切な要素だと思います。





子宝湯 脱衣場の広告
子宝湯 脱衣場の広告 posted by (C)りうです
ISO800 F4.0 1/60 秒



 これはお風呂屋さん、「子宝湯」の脱衣場にある広告。

子宝湯は、映画「千と千尋の神隠し」に登場するお風呂屋さん「油屋」のモデルの一つだそうです。



…とは言われますが、どこが似てるかっつぅと、うーん…(;´∀`)



ともかく、格天井(ごうてんじょう)等、大変丁寧で凝った造りの建物なので見応えがあり、
お湯が張ってなくとも、湯船の中に入って富士山の絵を眺めると、気分が広々とします。



広場のベンチに座って都電や子宝湯、下町地区の街並みをぼんやり眺めつつ
露店で買った何一つ栄養にならない食べ物を食べるのが至福の時だよね(笑)


食べ物の美味しさって、味覚だけじゃなく、五感全ての幸福感が影響しますよね。





小出邸 室内
小出邸 室内 posted by (C)りうです
ISO800 F5.6 1/125秒



 こちらは大正14年竣工の小出邸、和洋折衷の素敵なお家です。



設計は堀口捨己さん、日本を代表する建築家の一人。


彼の欧州留学時、ちょうどオランダでは「垂直線と水平線による構成が大事」という考え方の
「デ・ステイル」という芸術スタイルが流行しており、かなり影響を受けて設計したのがこの家だそうです。



デ・ステイル運動における中心人物の一人は、ピエト・モンドリアンさん。



昔からの自転車ファンの方なら、NHKでツールドフランスを放映してた頃、
ベルナール・イノー様やグレッグ・レモンさんが所属していた
「ラ・ヴィ・クレール」チームのジャージデザインを覚えていらっしゃいますか?


あの垂直・水平線と、赤・青・黄の四角面で構成されたデザインこそ、
モンドリアンさんの生み出した「コンポジション」というアートスタイルの表現なんです。


(最近だと、LOOKの…586だっけ?フレームに、限定モデルのスペシャルカラーで
「モンドリアン・カラー」ってのがあったでしょ、あの元ネタ話です。

イノー様やレモンさんがラヴィクレールチームのコンポジションデザインジャージを着ていた頃、
LOOKのフレームが使われていた縁で、モンドリアンカラーを出したんだろうと思います。)



言われてみればこの部屋、それぞれ大きさの違うふすまを組み合わせた明らかな和室なのに、
全体を眺めるとコンポジションデザインを彷彿とさせるのがとても面白いですね。





 さて、行く度にお家が増えてにぎやかになっていくたてもの園ですが、
逆に、なくなったお家もあります。





鬼太郎の家
鬼太郎の家 posted by (C)りうです
ISO640 F8.0 1/30 秒



鬼太郎の家。


「ゲゲゲの鬼太郎」の前身、「墓場の鬼太郎」のお家だったかな。



この写真を撮ったのは2008年、パンフレット等にも全く記載が無い、謎のお家。
おいらが訪れた時は残念ながら、鬼太郎も目玉の親父さんも、ちょうど留守でした。


2010年か2011年頃には見られたと思ったんだけど、
2013年5月、この家があったと思われる所に行ってみたら、草原になっていました。


でも、ひょっとすると、お日様が沈む頃、
いつも間にか周囲に誰もいなくなっていたり、どこからかカランコロンと下駄の音が聞こえてきた時、
ふと振り返ってみると、鬼太郎のお家を見られる時がある、かもしれませんよ。











 ここから Carl Zeiss Makro Planar T* 2/50 ZF.2 で撮った写真



マクロとして開放近くで撮ると、こんな感じです。





ミシン
ミシン posted by (C)りうです
ISO800 F2.5 1/60 秒



他のレンズもそうだけど、とてもなめらかに、ピンが来てる所から極めて自然に移行して行く
前後ボケの美しさは、何度撮っても惚れ惚れしますが、どうでしょうか。



 昔のミシンって、金の絵の具で模様を描いてあったり、彫刻がしてあったり(彫金って言うのかな?)
外観に、とても手の込んだ細工が施されていますよね。


それは「縫う」という機能だけを見れば、全く関係ない部分ではあるんだけれど、
この、使う人の心を高揚させたり、満足感を得られたり、といった「遊び」の部分って
暮らしの中で使う道具にとって、とても大切な要素だと思います。



うーん、例えば自動車だったら、銀メッキのオシャレパーツやリトラクタブルライト、三角窓、みたいな
コストや機能性、効率性、などの考え方からは真逆な部分。



ここ数年、携帯電話のデザインは、遊びの多い、とても自由で楽しいものを見かけるようになりましたが
特に家電の分野は、まだまだコスト最優先で窮屈な物が多いですよね。


そう言えば最近、花の絵柄が描かれたポットや電子ジャーを、すっかり見かけなくなりました。



でも、家電量販店に行った時、例えば、カラーチャートから好きな色を選べて
水玉模様やプラッド柄のデザインが描かれたカラフルなテレビや冷蔵庫、電子ジャーなんかが
ズラズラッと並んでいたら、ちょっと楽しいかもしれない、と思いませんか?


毎日の生活も、少し心が弾むんじゃないかと思います。





 次は…明るい陽光が窓から差し込む、若干薄暗い室内を撮るとこんな感じ。





田園調布の家書斎
田園調布の家書斎 posted by (C)りうです
ISO800 F4.0 1/160 秒



そして、近距離の物を普通に撮ると、こんな感じです。





石巻産スルメ、下田産スルメ
石巻産スルメ、下田産スルメ posted by (C)りうです
ISO800 F4.0 1/200 秒



他の2本もそうだけど、このまま、画像の中に手を突っ込んで触れそうな素材感、立体感はやっぱり凄い。



「立体感の話なのに、なんで花じゃなく、スルメの写真なの」
といった素朴な正論は、あいにく我が輩には全然通用せんのだ!!フハハハハー!!



ともかく、乾物屋さんの店頭に並んでいたスルメ。

スルメの左右にはそれぞれ「石巻産スルメ」「下田産スルメ」の札が。

…どっちだ…どっち産なんだー!!!うわー!!!


…他にもヒジキや卵が並んでいたけど、あれって本物なんだろうか…?


それにしても、整然と連続して並んだスルメって、アートですよね。





あとは…マクロと言ってるけど、このレンズは、もちろん遠景、風景だってイケてます。
風景というか、遠距離を絞って撮ると、こんな感じ。





田園調布の家
田園調布の家 posted by (C)りうです
ISO200 F11.0 1/125 秒



 これは「田園調布の家」、小出邸と同じく大正14年に建てられたお家で、大好きな家の一つです。

もし家を建てられるなら、是非この家をモデルにしたい、と常々思っています。

平屋最高。


…それにしても、家の前にある生垣の木々、ずいぶん大きく育ちましたねぇ。





2/50は、線がしっかり出てコントラスト強め、そして緑が鮮やかな表現をされるように感じます。

写真編集ソフトであまりいじくらなくても、普段の撮影でこれだけ豊かな表現をしてくれて、
なおかつマクロとして寄りたい時に寄れるので、使い勝手がとても良いです。











 ここから Carl Zeiss Makro-Planar T* 2/100 ZF で撮った写真



どれを出すか…花を撮影すると、こんな感じです。





牡丹
牡丹 posted by (C)りうです
ISO200 F4.0 1/320 秒



手持ちで普通にピント合わせてシャッター切る程度でも、こんなのが撮れます。


まぁあれだ、もっと丁寧に、三脚据えて開放付近できちんと撮った花のマクロ写真は、きっと検索すると
あちこちの方が素晴らしい参考画像をたくさん上げてくださってると思うので、そちらをご覧下さい(えー)



2/50も2/100も、なんと言うか、画面の中で、花が生命を保ったまま咲き続けているような、
細胞一つ一つの瑞々しさというか、生々しさまで表現するように感じます。



 ちなみに写真の花は「牡丹(ぼたん)」です。


花だけ見ると「芍薬(しゃくやく)」と見分けがつかないぐらい似ているんだけど、



・牡丹は枝のある低木で、写真のように葉っぱにギザギザがあります。
 冬になると、葉っぱが落ちて枝が残ります。


・芍薬は草花で、葉っぱは丸っこくて、ギザギザがありません。
 冬になると茎ごと枯れて根っこだけになり、地上に何も残りません。



英語ではどっちも「Peony(ピオニー)」と呼ぶので、
とりあえず「あら素敵、ピオニーが咲いてるわ」と言っておけば間違いないです。
…日本国内で話が通じるかどうかは別にして。


まぁあれです、細かい名前を気にするよりも、
一生懸命頑張って華麗な花を咲かせた植物たちの晴れ姿を楽しみましょう(^^)





田園調布の家・外灯
田園調布の家・外灯 posted by (C)りうです
ISO200 F2.8 1/320 秒



 これは田園調布の家についていた、鳥の外灯です。


この外灯が建築当初からあったのかどうか知らないけども、
この家が建てられた大正14年=1925年は、パリでいわゆる「アールデコ博覧会」が開かれた年です。


この頃、花などをモチーフにして、職人さんの高い技術により作られた豪華な調度品で
暮らしを華麗に彩りましょう、という「アールヌーヴォー」様式の芸術が廃れ始め、代わりに
装飾を控え気味にし、工業生産しやすいようにしたモダンなデザインの「アールデコ」様式が大流行します。


フランスではルネ・ラリックさんがアール・デコのコンセプトで
オリエント急行のインテリアやロールスロイスの女神等をデザインして広く人気を得る一方、
ル・コルビュジェさんがアールデコ博で建てた、装飾を完全に削ぎ落としたパビリオンの意匠は
あまりに斬新すぎて理解してもらえない、そんな時代です。



…まぁ、細かい理屈は抜きにして、なんと言っても見て楽しいですよね(^^)



アールヌーヴォーもアールデコも、生活の中にアートを融合させ、
見た人が日々の暮らしを楽しめるように、という最大の目的には全く違いがありません。


鳥のランプを作った人もきっと、様式云々より、純粋に見た人が楽しめるように、とデザインしたんだろうね。


毎日、夜遅くまで働いて、家に帰ってきた時、この鳥のランプに暖かい色の明かりが灯っているのを見たら
ホッとして、きっと心和むだろうな、と思います。



「芸術」って、「俺はこう思うんだ」というアーティストの一方的な自己表現だけじゃなくって、
受け取った人をいかに喜ばせるか、という所に全力を注ぎ、頭をひねった作品も多々ありますよね。


うーん、なんだろ…古田織部さんやピカソさんの陶器、ナンシー派の調度品、岡本太郎さんの水差し男爵等々、
発信者も受信者もお互い面白がって楽しめる、この手の暮らしに寄り添ったアートが大好きです。





あとは…このレンズで中距離を普通に撮ると、こんな感じになります。





吉野家 室内
吉野家 室内 posted by (C)りうです
ISO800 F2.8 1/60 秒



…やべえ、ちょっと甘かった…でも今回は晒しちゃうぜ~!!うわお~!!



腕の悪さは置いといて、この、程好い圧縮効果、なかなか良いと思いませんか?


綺麗な花が咲いている観光地って、足元に柵があって近寄れない所が多いので、
多少離れた位置からでも寄せて撮れるこのレンズは、花撮り用レンズとして使うには使い心地が良いです。


でも100mmの焦点距離って、それ以外の場面で使うのは、俺にとっては結構難しくて、
「今日は100mm持ってるぞ」と常に意識しながら、このレンズが使える場所を能動的に探さないと
他の便利レンズばっかり活躍しちゃって、なかなか出番がやってきません。


…俺だけかな?


なので、写真のような、100mmが持つ程々の圧縮効果を上手く狙えそうな場所を見つけられると、
ちょっと嬉しくなって、心の中で小さくガッツポーズしたりして。



写真の場所は吉野家、だったと思う…。

江戸時代後期に建てられた農家だそうです。

こういう古民家って、夏に行くと涼しくて本当に気持ち良いんだよね。


でも、以前、大きな古民家に住んでいる友人に
「夏涼しくていいねぇ」って言ったら、
「冬は逆に寒いんよ!ひょっとしたら、外より家の中の方が寒いかもしんない」って言ってました。


屋根と壁で風なんかが遮られているのに、外気温より低く感じるって、なんでかなあ?





あとは・・・マクロプラナー2/100はポートレートで使いたい人も多いかな、と思うので
たてもの園と全然関係ないけど、一応参考用に、おまけで猫のポートレートを。





小さい頃のティーダ2
小さい頃のティーダ2 posted by (C)りうです
ISO 1250 F2.8 1/640 秒



まつ毛やひげなど細い線の抜けの良さ、鼻や鼻汁の瑞々しさ(笑)など、
これは元画像まで拡大されても恥ずかしくないぞ。


ただ、写りの面ではもちろん全力でおすすめできるレンズなんだけど、
この距離と絞りでモゾモゾ動き回る相手にマニュアルでピントをピタッと合わせて撮るのは相当難しいです。

やっぱり動き物を撮るなら、普通にオートフォーカスが無難だと思います。

(ピントリングは動く幅が広くて、適度な重さで狙った所にピタッと止まるので、
ピント合わせ自体は相当細かく、かなり精密に行えます)











今はどのメーカーのレンズも、もう究極じゃないの、と思うほど凄まじい高解像度だし、
レンズにまでモーターが入ってて一瞬でピントを合わせてくれるし、
ズームレンズも単焦点と同じぐらいクリアな画像が得られるし、
シャッターさえ切れば、あとはカメラとレンズに全てお任せしておけば素晴らしい写真が撮れる、というのは
特に動き物相手ではとても便利で、楽で、良い時代だなあ、と思います。


そんな現代に、被写体を見て、どのレンズを使おうか、うむむ~んと考えてレンズを交換し、
ファインダーを覗きながら三歩進んで二歩下がって構図をうむむ~んと考え、
カメラのフォーカスエイドに「ピントリングを右に回すでござる」「もちょっと左に回すでござる」
「今ぞ!!ピントが合ったでござる!!」と教えてもらいながらピントを合わせ、露出を決め、
ようやくシャッターを切り、一枚の写真を撮る、というのは、まぁ前時代的な行為だとは思います。



が、それでも、(もし、今までオートフォーカスしか触った事のない方だったとしても)
この、カメラやレンズとじっくり語り合って、一枚の写真を創り上げていくようなMF単焦点レンズの感覚と
独特の好ましい色乗り、すこぶる切れ味の良い線描写、なめらかに移行して行く前後ボケの美しさなど
とても素直で品の良い描写によって存分に発揮される、ツァイスの長所がぎゅっと凝縮されたこれら3本の個性は、
いまどきツァイスのレンズが気になるような物好きの方だったら、きっと気に入ると思うんだ。



なにしろ買って何年も経つ俺が、今でも使ってて楽しいし、
毎度毎度、撮った写真を見て未だに「すげえレンズだなぁ」ってびっくりしますから。




それから江戸東京たてもの園は、建物の外で他人様に迷惑のかからない所だったら三脚OKなので、
もっともっと丁寧に、考えて考えて、じーっくり一枚を大切に撮るのも、きっと楽しいだろうと思います。


そして少し疲れてきたら、皆様も是非、ベンチに座って素晴らしい建物の数々をうっとり眺めつつ
露店で買った最高に美味しくて全く栄養にならない食べ物を
「あー最高の気分だーあー」と瞳孔開いちゃった感じでだらだら食べながら、のんびりお過ごし下さい。



楽しいよ(^^)











江戸東京たてもの園は、都立小金井公園の中にあります。


建物に入る際、靴を脱いで上がりますので、乗馬ブーツやこはぜ式の地下足袋など履いて行くと
脱いだり履いたりするのが、いちいちめんどくさそうだと思います。

脱ぎ履きしやすい履き物でお出かけ下さい。





[休園日]

毎週月曜日(月曜が祝日か振替休日の場合、その翌日)



[入場料]

大人 400円
65歳以上 200円
大学生 320円
高校生・都外の中学生 200円
都内在学または在住の中学生・小学生以下 無料



[アクセス]


JR中央線の武蔵小金井駅か、西武新宿線の花小金井駅から、それぞれバスで5分





武蔵小金井駅から約1.7km、花小金井駅から約1kmぐらいの距離で、
どちらの駅からも小金井街道をまっすぐ行くだけで小金井公園に着きますから
歩くのが苦にならず、時間がある方なら、歩くのも良いと思います。


俺が武蔵小金井駅から小金井公園までだらだら歩いて、だいたい30分弱ぐらいです。

ただし小金井街道は、歩いてて本当につまらない道です。


※公園には有料駐車場もあるにはあるけど、周辺道路はいつも猛烈な大渋滞してるし、
行楽日和には駐車場の入場待ち車が大行列をなしてビクともしない、なんて光景も見た事があるので、
なるべく公共交通機関でいらっしゃった方が良いと思います。



文章長すぎるか…分割するか…まあいいか…



おわり。





大型連休の小さな旅 その1 ~路地を彷徨う 四谷 荒木町~




 さあみなさま、5月の大型連休は、どちらへ遊びに行かれましたか?
(エネーチケーは、何故か絶対「ゴールデンウィーク」って言わないよね)



俺は、今回の大型連休は、な、なんと!!


我が本拠地・東京から一歩も出ず、路地を徘徊したり、江戸東京たてもの園を徘徊したり、
手近な場所で怠けきった至福の日々を、まったりだらだらと過ごしましたよ!!



というわけで今回、まずは落ち着いた空気がすこぶる心地良い路地の街、
東京は四谷の荒木町などに関するお話を書いてみようと思います。


・・・どうなんだろう、この手の観光地じゃない場所の話ってのは・・・
住民の方にご迷惑かしらん・・・


まぁでも、路地好きに悪い人はいないよね(^^)











さてと、荒木町へのアクセスは、東京メトロ丸ノ内線の四谷三丁目駅か
都営新宿線の曙橋駅が便利かな。



荒木町は、町としての面積そのものは、それほど広くはないです。

江戸時代に大名屋敷の池があった跡なんだそうで、
浅いお鍋のような、緩やかなすり鉢状の地形になっていますね。



大通りから徐々に細い道へ入って行くと、やがて石畳の路地が現れ、
ゆったりした伸びやかな曲線を描きながら、ゆるり、ゆるり、と下って行きます。





荒木町 7
荒木町 7 posted by (C)りうです



途中には昔のコンクリート製街灯柱もあります。モダンなデザインだよね。
大森山王あたりでも見た事あるけど、いつ頃のものなんだろう。





荒木町 3
荒木町 3 posted by (C)りうです





荒木町 コンクリート街灯柱
荒木町 コンクリート街灯柱 posted by (C)りうです





路地と鉄塔
路地と鉄塔 posted by (C)りうです



やがて街並みの背後ににゅるりとそびえ立つ鉄塔は、市ヶ谷の防衛省から生えている通信塔らしいです。


高さは220メートル。


2013年5月現在、日本にある塔の中で7番目に高いそうです。



建ち並ぶ家々と庭の草花が織りなす柔らかで暖かい街の表情と、
機能だけを追求した無機質な構造物とのギャップもまた、今の東京らしいっちゃ東京らしい風景ですね。



しばらく行くと





荒木町 仲坂 2
荒木町 仲坂 2 posted by (C)りうです





荒木町 仲坂
荒木町 仲坂 posted by (C)りうです



詫びた姿が味わい深い、好い風情の階段もあります。


少し埋まった親柱には「仲坂」の銘が彫られ、反対側の親柱には「昭和七年八月竣工」の文字が。



昭和七年=西暦1932年、今から約80年前に作られた階段。


この年の3月に満州国が建国を宣言、5月には犬養毅首相が暗殺される五・一五事件が発生、
この階段が出来上がった頃の7月31日、ヨーロッパではドイツの総選挙でナチス党が圧勝し
翌年の1月にはヒトラー内閣が発足します。


硝煙の臭いが世界中に立ち込める時代に生まれ、この階段は、
今まで、この街のどんな歴史と空を見続けてきたんだろう。



穏やかな曲線を描き、路地は続きます。





荒木町 5
荒木町 5 posted by (C)りうです



のんびりのんびり歩いていると、途中、面白いリズムの不規則な階段があったりしてね。





荒木町 6
荒木町 6 posted by (C)りうです



車が通らないから程好く静閑で、お琴の練習をする音や、布団をパタパタ叩く音も心地良く耳に届き、
気持ちも歩みもゆったりしながら路地を上って行くと、いつの間にかスタート地点へ戻ってしまいます。





和む、和む、愉快、愉快。





さて、江戸時代には大名屋敷の大きな池で、明治時代までは滝が流れ落ちていたそうですが、
町の開発が進むとあっという間に水量が減り、滝はなくなり、現在わずかに残っているかつての名残が
この町の最底部にある、この池です。





荒木町 策(むち)の池
荒木町 策(むち)の池 posted by (C)りうです



ここは「策(むち)の池」と呼ばれています。



いやぁ、以前に比べると、たくさんの木々が大きく繁って、緑が鮮やかな、良い風情の場所になりましたね。



この池には、荒木町の主が住んでいらっしゃいます。



荒木町の守り主様は・・・





荒木町の主
荒木町の主 posted by (C)りうです



スッポン。



・・・・・・なぜスッポン..( - -)



ともかく、ここは、あっという間に歩ききっちゃう所なので、横にある飲み屋さん街とか、
近くの新宿御苑へ遊びに行く時に組み合わせて徘徊すると良いと思います(^^)











俺はこの後、さらに電車で谷根千(谷中、根津、千駄木、昔ながらの街並みが残っている地区)へ。



千駄木からへび道を歩き、芋甚でおぐらアイス最中を買い食いして、根津神社でツツジを堪能し、
戻って谷中で10円饅頭買って、あー最高の気分だーあー(←瞳孔開いちゃった感じで)



…まあ、この辺りは有名だから、今さら俺が書かなくてもいいよね(`・ω・´)





根津神社のつつじ
根津神社のつつじ posted by (C)りうです





根津神社 つつじ苑
根津神社 つつじ苑 posted by (C)りうです



この後、更に夕焼けだんだんでメンチでも買おうか、と思ったけど
原宿や軽井沢級にものすごい人出の多さで挫折。


でも、にぎやかな商店街ってのは、いいもんだね(^^)



ああ、なにもかもが、実に良い休日でした、うん。