2016年11月27日日曜日

日記



日記です。







神保町の古本祭りは、毎年毎年どんな本に出会えるか全く想像できない
ビックリ箱のような楽しさがあって、たくさんの出会いを楽しませてもらってるんだけど
今年は特に、なんと言っても清宮質文さんの、しかもサイン入りの画集を
手に入れる事ができて本当に嬉しい。

一つの作品につき木版画を20部~多くても50部ぐらいしか刷らないようなので
実物を見た事はないし、インターネットの無い時代だったら存在を知らなかっただろうなぁ。

俺、この人の作品、すごい好き。

根暗な心に、ほんと沁みる。

・・・頑張ってずっと明るい性格のふりをし続けていれば、
やがて明るい性格が自然に形成されるのかと思ったけど、無理だったな。


古本まつり&ブックフェスティバルを全体的に見ると、今年は、昨年ほどではないけれど
やはり早川のポケミスが多く見受けられて、すっげぇ血が滾った。
(昨年はSFも含めハヤカワ・ポケット祭りみたいな事になってたな)

多分、実際にポッケに入れたら、結構かさばって鬱陶しいんだろうな、といつも思う
ハヤカワ・ポケット・ミステリー。

ずらり並んだ背表紙のタイトルや、アガサ・クリスティ、イアン・フレミング、
エラリイ・クイーン、コナン・ドイルにレイモンド・チャンドラー、
SFシリーズのアシモフ、P・K・ディック、H・G・ウェルズ、小松左京に星新一等々、等々・・・
作家の名前を眺めてるだけでもワクワクするね!!


ただ、古本は相変わらず大充実してるんだけど、
新刊は、年々トンデモ本が減ってきているような気がして、ちょっと切ない(´・ω・`)

特に科学・歴史系で、わからない部分を一切調べずに著者の単なる妄想で穴埋め、
それを前提に科学的・論理的な矛盾や他の視点・考え方も全部無視、
読者のツッコミも気にしないでどこまでも斜め上に突き進み、結局はどこをどうやっても
最初に決定されていた著者の思い込んだ結論に必ず辿り着いてしまう、異論は聞こえん、という
あのザックリした超論理展開が、俺は大好きなのだ。

(自分が知らない事について知らないという事に気付かず
何故か知っていると思い込んでいる人達の論理展開はみな非常に興味深く、
個人的にとても面白いと思う)



人類の文化レベル・知的水準の向上にあんまり縁のなさそうな本コレクションの一部の写真
我が愛しの「人類の文化レベル・知的水準の向上にあんまり縁のなさそうな本」コレクションの一部



正しい事がきちんと正しく書いてある本だとか、ちゃんとしたご婦人が好んで小脇に抱えるような、
例えば村上春樹さんのような清潔感溢れる美しい本が
人類の文化や知的水準の向上に大切なのは重々承知しているのだけれども、その上で、
意識低い系の俺みたいなのが、ただただ人生の残り時間を無為に消費してしまうような、
人類の文化や知的水準の向上に1ミリも関係しないであろう、
とても無駄で、非常にいかがわしくて、すごくしょうもなくて、でもグイグイ惹き込まれて
ハートに火が点いて、ついつい前のめりに読んでしまうような楽しい本のシリーズも
もっともっとたくさん出しておくれ。



・・・・・・色々と余裕のない今みたいな時代、あんまり売れないのかなぁ(´・ω・`)