2017年4月20日木曜日

日記 バイバイ、ジムニー。






※これは汚い文章です。読まない方が良いです。









この10年間、ずっと乗り続けていたスズキの「ジムニー」という車と
突然別れなければならなくなった。


どこかが壊れたとか、他の車が欲しくなったというわけではない。


10年前、購入とほぼ同時に純正のハンドルを
ナルディというブランドの素敵な木製ハンドルへと付け替えた。

純正のハンドルに仕込まれていたエアバッグが無くなったので
エアバッグの警告灯が時々誤作動を起こし点灯したが、それ以外に問題はなく
装着した店舗でも車検でも「点灯しないように直しておきましたね」と言われたが
しばらく経つとピコッ、ピコッ、と時々点灯する、といった状況で
何事もなく10年が過ぎて今回の車検、スズキに車を預けて数日後の電話。


「タイヤの交換等でお見積り10数万円になります、それから言い忘れていたのですが
エアバッグの警告灯が点灯して車検が通らないので
純正のハンドルを持ってきて下さい~」


家に帰って夜の真っ暗な中、実家まで行って散々探し回ったが
10年前に換えたハンドルなど容易に出てはこないので



(俺)「ハンドルが見つからないので、警告灯の誤作動を直しておいてください」

(ス)「そうなりますと、新たにハンドルを取り寄せなければいけないので
ハンドルとボスと諸々でお見積り7万数千円プラスになっちゃいますね~」

(俺)「・・・・・・一応確認しますが、エアバッグのついていないハンドルが
法律違反だというわけではないですよね?」

(ス)「まぁそうですね~、法律が厳しくなって、警告灯がつくと車検が通らないので~
どこの車検場へ持って行っても同じだという事です~」

(俺)「……ですから、それはハンドルの問題ではなく、警告灯の誤作動のせいで
車検が通らないという話ですよね?

エアバッグのついていないハンドルなんだから
エアバッグの警告灯は点かないのが当たり前、正常な状態ですよね?

どこの車検場へ持って行っても同じ、というのは
警告灯が誤作動で点灯している状態の事を指しているんですよね?

ですから警告灯の誤作動、故障を直して、点灯しないようにしておいてください」

(ス)「・・・・・・それは~・・・・・・純正のハンドルが無いと~・・・・・・」

(俺)「うーんと、要するに、自社の車の故障を自分達で直せないから
俺に7万数千円余計に出してハンドルを買いなおせ、
さもなくば車検は通らないという事ですか」

(ス)「まぁ、そういう事になっちゃいますかね~」



・・・・・・俺、白目。







我が貧弱なボキャブラリーの中から適当な婉曲表現を見つける事ができないので
あれだが、俺は人間の中でも、この手の「白痴」的な個体と会話するのが特に苦手だ。

普段の会話でも、なるべく相手が理解しやすいよう
平易な単語を選んで一文をわかりやすく伝えようと努力しているつもりなのだが、
こういった、会話の歯車が全く噛み合わず、延々と上っすべりして
スリップし続けているような状況では
「相手は何故会話の主旨が理解できないのだろう、どう伝えれば理解できるのだろう」
と思考を巡らすのに神経を著しくすり減らし、激しく疲労困憊する。


まぁ、ハンドルだのボスだの、その気になれば内輪で取り寄せて処理できるはずだし
本音は強引な車の買い替え喚起、あるいはいつまでも車を買い替えない貧乏人なんか
縁が切れても痛くもかゆくもないという所なんだろうけど
こっちからすれば、どこも壊れていない大好きな車を
こんな車検切れまで間もないタイミングまでダラダラ引っ張られた挙句、後出しで
「自分らは故障を直せません、なので車を失うか7万何千円無駄な追い銭払うかの
2択しか選べません(キリッ)」なんて程度の低いゆすりみたいな事やられて
ああそうですか、んじゃトータル17万何千円払います、
あるいは車買い替えますなんて話になるわけがなく。


問題は今回に限らず、このブログがこういう汚い話で汚れるのが本当に嫌だから
今まで書かなかったというだけの話で、例えば


・昨年エアコンユニットを交換したが
単にブラケットにはめてビス止めするだけだろうに、何故か斜めに取り付けたため
エアコンのボタンが奥に押し込まれたままでON・OFFができず
スズキに再度持ち込んで取り付けしなおしたり(←要するに作動の確認さえしていない)


・「仕事中は電話に出られないので、用があったら実家に電話して伝えて下さい」と
この10年、毎度毎度毎度毎度延々と言い続けて実家の電話番号だけしか書かないのに
毎度毎度毎度毎度俺の携帯電話の番号調べて仕事中にチャカチャカちまちま
電話かけてきて甚だ迷惑だったり

(「スズキの○○でございます~、今、お電話よろしかったでしょうか~」
…→携帯はいつかけられても迷惑でいつ何時だろうがお電話よろしくねえから
用があるなら実家にかけろと行くたびに何十回同じこと言わせんじゃヴォケ)


・これは俺は迷惑を被らなかったけれども、去年あたりか、ちょうど車の点検時に
「新型エスクード祭り」というダイレクトメールが来ていたので
点検時に見られるかと思ったら、実車のエスクードがいないどころか
店内はエスクード祭りのエの字もなく普通に通常営業をしていて、案の定
かなり遠くから足を運ばれたらしいお父さんが

「エスクード祭りって葉書が来たからわざわざ休日潰して遠くから来たのに
なんでエスクードの実車がいないのよ!!エスクードがいない、なにもしないならなんで
エスクード祭りなんて葉書を出したん!!」と延々ブッチギレていたり(←当たり前)


等々、まぁ、半年に一度しか行かない店で
こういうネガティブな事態があれこれ積み重なってくると
普通にいい加減こんな程度の低いメーカー二度と使うか客も仕事もなめくさったダボが、
という当然の帰結に至りますわな。







唯一、つらくてたまらないのが、
俺はこのジムニーが大好きだし、どこも壊れていないという事。


北海道をグルグル走った時も、あちこちの山へ鉱石を拾いに行った時も
どんな悪路になろうと「いざとなれば道ではない所も」走れるという絶対的な信頼感と
単純に乗ってて面白い事、いつまで経ってもどこも壊れない事、
(この10年でやったのはエアコンを除けば、タイヤやバルブ等、消耗品の交換のみ)
こんなに相性の良い車は、まぁ、ないだろうと思っていたし
手放す時はエンジンがブローして黒煙吹いてハンドルがもげて屋根が抜けてドアが落ちて
にっちもさっちもいかない大往生した時だと思っていたし、
あるいはもっと欲しい車が登場したというのならそれでも良かったんだけれど
技術も無ければ車への愛も無い連中に、どこも壊れていない元気なジムニーとの仲を
突然雷に打たれたように無理矢理引き裂かれるのは、本当に、やりきれない。


ジムニーはいつもニパァ~、とほがらかに笑っているようで
最後の洗車した後も、いつもの如く楽しそうにニコニコして見えるのが
もうつらくてつらくて。


おみそもいなくなっちまうし、ジムニーもいなくなっちまうしで
ほんとうにもう、いやんなっちゃうんだけど
こういう時に周囲のむさっ苦しい男衆がわあわあ騒いでくれるのは本当にありがたく、
特に以前ポンコツのイタ車に乗り、エンジンを自分で手降ろしして
部屋で整備してた時代を知ってる連中は
「ついに奇特な車に戻るのかぁ!!」と、お肌ツヤツヤさせながら
「アバルトの595を中古で見たよ、俺、あれがいい」
「んじゃ俺マセラティに乗ってみたい」
「じゃあ俺はデトマソパンテーラで」だとか、あるいは
「アルファ156が何故か30万円で売られてて怪しいから試しに買ってみてよ」
「そういえば「無料で差し上げます」って中古車を見たぞ」等々
単に自分が乗ってみたい名車情報から地雷臭濃厚な怪車情報まで
まぁ1ミリも役に立たない、ビックリするほど無駄な情報だけが続々と寄せられ(笑)、
おかげで鬱々とした気分が大分紛れる。ありがたい。

……いや、もうトンガった車には戻らないと思うけど(笑)


とにかく車検切れまであと一週間もなく、すぐに次の車の目処を立てないといけないので
こんな糞文書いてる場合じゃないんだけれど、赤の他人による強引な環境の変化で
半分パニック気味になりながら、残り時間がほとんど無い中
ネットで今どんな車が売られているか、下取りと買い取り店の評判、維持費、税金等々
PCで延々調べ続けて目も頭もグルッグルの心神耗弱状態で
マジわけわかんなくなって頭おかしくなってきたので
とりあえず一息ついて、ここでちょっと現実逃避。





【2017/4/21 追記】


新しい車を契約してきた。

ここに書くかどうかわからないけど
車屋さんも俺も「こういう縁があるんですねぇ」と、ちょっと驚くような
偶然がいくつか重なり、ジムニーに負けない、素晴らしい名車が新しい相棒になる。

ジムニーは新しい車を買う車屋さんで想像よりかなり高い下取り価格を出してもらえて、
なにしろ客観的に見れば10年落ちで車検切れ直前で車検通すなら十数万円、となれば
まぁ値段がつかないか、あるいは買い取り専門店に持って行って
「あそこが古い、ここが汚い」などと悪口をゴチャゴチャ言われるかなぁ、
本当に嫌だなぁ、と思っていたので、少しホッとした。

その辺りは良かった事なんだけど、やっぱり離れるのは淋しい。

とクヨクヨしていたら、お別れを明後日に控えた今日。

ジムニーのオドメーターが77777kmになった写真
「お別れを明後日に控えたジムニー号 オドメーター77777km達成」



ふと気づいたら、なんとオドメーター(積算走行距離計)が77777kmを達成。


なんというか、こんな事書くと冷静な人から頭おかしいと思われるんだろうけど。


なんとなく、ジムニーから

「大丈夫、俺達の未来は明るいぜ」

とエールをもらった気がしてさ。


おう、そうだな、俺らの間にウェットな空気は無しだよな。
ほんと面白い10年だった。お前最高。ありがとう。





この先どうなるかわかんないけど、俺のジムニー号がもし中古車市場に出るのであれば
どうか次のオーナーと相思相愛で過ごせますよう。
ジムニー自身は働き者で明るく楽しい、本当にいい車だよ。



もしこれを読まれた方がいらっしゃったら、とても嫌な文章で本当に申し訳ないです。