2018年9月18日火曜日

金融市場では、牛と熊が戦っている。




さて、2018年の9月15日は
米国のリーマンブラザーズという会社が経営破綻し、リーマンショックが始まった日から
丁度10年目にあたりまして、まぁせっかくなので(?)
今回はりうですコレクションの中からリーマンブラザーズ関係の珍品を引っ張り出して
一ネタ書いてみようと思いますので、よかったらお付き合いください(´∀`)


というわけで、まずはこちらをご覧下さい。





リーマンブラザーズのトロフィーの写真
「LEHMAN BROTHERS "Wall Street"」


ウシさんとクマさんの体にクリーム色の線が入っているように見えちゃうんですが
これは下地に敷いたマットの写り込みで、実際は銀の飾り物です。

写り込みがすごいので、かなり見づらいだろうと思うんですが
プレートには、こう書いてあります。


LEHMAN BROTHERS "Wall Street"


この置物は、リーマン・ブラザーズ社のトレーダーさん達の中から
特に成績が良かった方に贈られるはずだった記念のトロフィーなんだそうです。


……で、このトロフィー、牛と熊が戦っているのに
なんで「ウォールストリート」というタイトルなの?というお話から。


金融の世界では「相場が上がる、強気」という考えを、英語で「BULL」と言います。

逆に、「相場が下がる、弱気」という考えを「BEAR」と言うんです。

例えば上昇(強気)相場を「Bull Market」、
下落(弱気)相場は「Bear Market」と言います。


じゃあ、そもそも何故、上げをBull、下げをBearと言うのか?

これはいくつか説があるらしいですが、
一般的には、Bull(牛)は攻撃する時、角を下から上に突き上げるから、
Bear(熊)は攻撃する時、前足を上から下に振り下ろすから、

なのではないか、と言われています。

ウォール街や兜町では、
常に牛さんと熊さんが決着のつかない戦いを繰り広げているんですが、
今から10年前の今日あたりは「リーマンブラザーズの破綻」という
超高カロリーなエサを食してしまった熊さんが滅茶苦茶にパワーアップ、
牛さんにひたすら往復ビンタを喰らわせていたわけですね( ;´Д`)







後はまぁどうでもいい、ついでのおまけで個人的な思い出とダラダラ話です。


私がこれを入手するに至ったきっかけですが、
FX(為替)をやっていた当時、リーマンショックに遭遇し
まるで鉄拳で浮かされ何もできないままハメられ続けるかの如く
上に張ろうが下に張ろうが、ジワリ…ズルリズルリ…ズゴゴゴ、ドゴゴ~ン!と
持ってるポジションは全てぺんぺん草一本生えない焦土と化し根こそぎボッシュート、


「こいつはすごい!きっと経済史に残るような大崩壊だ!」


と思い、フルボッコにされた記念として、わずかに残った軍資金の残滓で
海外のオークションにてリーマンブラザーズ社の品々を二束三文で大量出品していた
破産管財人さんらしき方から買ったものです。


……後から中期~長期のチャートなどをご覧になられた方は
「下げに張って放置すれば良いだけの簡単なお仕事じゃん」と思ったかもしれませんが、
当時、実際には倒産が報道されてすぐ一方的に下げ続けたわけではないんです。

恐らく下げては困る政府系や機関投資家、悪だくみする仕手筋などなどが入り乱れ
数週間かけて滅茶苦茶に大暴れの上げ下げを繰り返しながら
Bull組とBear組がお互いのポジを焼き尽くしていく、という最低最悪なお祭りで
証券会社のディーラーさん以外、一般人がポジを持とうとするなら
異常に幅の広いスプレッド(高い上乗せ手数料)込みの極めて不利な価格でポジを持つか
それとも肝心な所でスリップしまくって約定できない証券会社か、の2択しかなく、
とにかくまともな値段では全く約定できなかった一般人の方々は
恐らく上げだろうが下げだろうが、ポジションを持った時点で
ほとんど全員ボッコボコにされたんじゃないかなぁ、と思います。


また、下げポジは持っているだけでも毎日利息をどんどん取られていくので
複利計算の考えから言っても、長い上昇相場に上げポジを持って利息で儲かる人はいても
短期でトレンドが変わり易い下落相場に下げポジを持ち続けるようなやり方する人がいたら
上昇~レンジ相場に変わった途端、あっさり儲けを吐き出し退場になるように思います。

(なので、もしも「リーマンショック時、下げに張ってただけで簡単に大儲けできた」
なんて言ってる一般人がいたら、
実際の状況を知らない、嘘つき野郎Aチームなんじゃなかろうかと思います。)


ともかく私はこの時、自分に丁半博打の運もセンスも備わっていないのをきっちり認識し
FXからはきれいさっぱり足を洗いました。



もっとも、この件によって「金融や経済の世界を、ちゃんと勉強してみよう」と思い
私はこの後、ウォーレン・バフェットさんの本や
ベンジャミン・グレアムさんの「賢明なる投資家」という本等々を読んで
お2人のアドバイスを参考にしながら、株式市場で安心感のある、手堅そうな、
あるいは将来、更に大きく、もっと面白い事になりそうな、真面目で熱量があるのに
自分の計算上、明らかに売られ過ぎてもったいないように見える数々の会社に
ちょっとずつちょっとずつ、本当の意味で「投資」をしてみたら
投資に上乗せされた企業価値の上昇分(まぁ、大した金額じゃないけど(;´∀`))で
リーマンショックでの負け分を全部取り返したどころか
今の所、趣味の品々をあれこれ買ってもなお
どうにか人並みの暮らしができているぐらいにはなっているので、
まぁ、人間万事、塞翁が馬って所でしょうかね(;´Д`A ```



まぁでも、FXと違って株=株式会社には、新しい技術を生み出そう、研究しよう、など
会社を前へ前へと進ませようとする「人の意志と熱意」があるので、
社員さんの熱量と計画にかかる資本、未来予想図を大きく読み間違えさえしなければ
「企業への投資」という考え方でいる限り、
FXよりは「買い」で損をする確率は低いように思っています。


なんと言っても、ちょっとでも投資した会社が新しいテクノロジーを生み出したり、
前に進んで行くのを見るのは楽しいものです。

例えば、すごくかっこいい電気自動車を作って、未来への大きな夢を語る
テスラモータースという会社へ「おお~いいねいいね、頑張れよ~」と
25ドルで買った株が、会社が成長するにつれ200ドル、300ドルと
上がって行くのにもビックリしたけど、それよりもやっぱり
テスラの車が実際に日本で走っているのを見た時、本当に嬉しかったですよ(´∀`)





億万長者をめざすバフェットの銘柄選択術 [ メアリー・バフェット ]


(↑株式投資を考えていらっしゃる方へ、なにか一冊だけ本をすすめるならば
私はこの「バフェットの銘柄選択術」という本をおすすめします。

この本の考え方を心に沁み込ませて頭に置いておくと
わけのわからない変なタイミングで慌てて売買したり
運否天賦の一発勝負、なんて事が少なくなり
多分、負けにくくなると思います。)





賢明なる投資家 割安株の見つけ方とバリュー投資を成功させる方法 (ウィザードブックシリーズ) [ ベンジャミン・グレアム ]


(↑こちらのベン・グレアムさん著「賢明なる投資家」という本は
内容がかなり濃密で固いので、一般的な方々へは、あまりおすすめしません(;´∀`)

ただ、株取引や企業への投資と正面からきちんと向き合いたい、という方は
必ず読んでおいた方が良いと思います。

書かれた時代はやや古いけど、内容は時代に左右されない
株式投資において普遍的で王道の考え方だと思います。

好きな企業に投資するかどうか判断する時、サポートの一つになってくれています。)



……今回は文章が長いっ∑(`□´/)/!!

もし、ここまでザックリでも読んでくださった方がいたら
本当にありがとうございますm(_ _)m